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こんにちは。
昭興電器製作所、福原です。
今回は、電設盤や照明器具の保守・改修などを行う、サービス部についてご紹介します。
弊社では、製品を製造し納品するだけでなく、電設盤製造部の業務の一環として、電設盤の改造や修理などを行ってきました。
そして、更にお客様のご要望にお応えする為に、サービス業務を独立させ、サービス部を2014年10月に設立しました。
それでは、サービス部とはどのような業務を行っているのか、実際にスタッフさんに聞いてみましょう!
Q : サービス部ではどのような業務を行っていますか?
A : サービス部では、設置された電設盤や照明器具に対して、電設盤の改造・修理、照明器具の交換など、お客様のご要望にお応えしています。
Q : 具体的な作業内容は?
A : 電設盤の改造、修理、部品の交換・削除・増設、キャビネットの塗装変更、電設盤のサイズ変更などを行います。


左 → 電設盤の「増設」 …今、部品の付いていない場所に、部品を取り付ける事です
右 → 電設盤の「削除」 …不要な部分の部品を取り除く事です
▼照明器具では、白熱灯からLEDへの照明器具の交換などを行います。


▼照明器具の交換は高所作業もあります

その他、現場調査やアフターフォローなども行っています。
Q : 必要な資格はありますか?
A : 低圧電気取扱特別教育 終了証
第二電気工事士 免状
自動車運転免許証 (AT限定 可)
Q : 作業に行くまでの流れは?
A : 依頼 → 見積り、回答 → 作業依頼 確定 → 現場作業 となります。
依頼内容によって、見積り前や、作業前に現場調査に行く事もあります。
Q : 現場調査は何の為に行うのですか?
A : 新設や建設中の建物であったり、古い電設盤で図面が無いなどする場合は、直接現場に赴き、状態を確認する事もあります。
どこで支障が起きているのかを確認し、どのような部品が必要で、どのような作業が必要なのか検討します。
病院と同じで、悪い所を見つけ、どのような薬を処方し、どのように治療するのかというのと一緒ですね。
Q : 依頼が来たら行う事は何ですか?
A : 図面や資料を参考に、製品や部品の交換・取付などの依頼通りに作業ができるか検討をします。
使用する部品の価格や手配が可能か確認します。
どれくらいの時間でできるのか(1日なのか3時間なのか)などを検討します。
Q : 作業は一人で行うのですか?
A : 一人で行う事もあるし、数名で行う事もあります。
また、作業内容に応じ、迅速な対応と作業を行う為、サポート会社と連携し、作業にあたる事もあります。
Q : 屋外での作業もありますか?
A : あります。
作業内容は、屋内・屋外ともにほぼ同じです。
Q : 作業を行う上で大事な事は何ですか?
A : 現場に行く前の準備と作業方法をいくつか検討しておく事です。
例えば、電設盤にランプを取付けて欲しいという依頼がきたとします。
電設盤製造の経験を活かし、図面や資料から、構造を根本から考え、作業方法を何パターンか想定します。
そうすれば、工具などの準備も万全!作業効率UPや時間短縮にも繋がります。
Q : 作業をする時間帯は?
A : 日中の時間だけではなく、夜から行う作業もあります。
既存の建物で、オフィスビルなどは昼休みや業務終了後、商業施設などは営業終了後、マンションなどは電気を遮断できる時間に合わせての作業となります。
Q : 未経験でもできますか?
A : 教育制度を設けていますので、頑張る気持ちを持っていれば、全力でサポートしますので、ご安心下さい。
このように、昭興電器製作所では、金属製造部・特器製造部・電設盤製造部・サービス部が連携する事により、設計・製造・保守・改修といった、製品寿命の全てに関わり、自信を持って、お客様のご要望に、ワンストップでお応えできる環境が整っています。
お悩みの事がありましたら、どうぞお気軽に、昭興電器製作所までご相談下さい。
それでは次回をお楽しみに♪
こんにちは。
昭興電器製作所、福原です。
製造業である弊社では、ねじをたくさん使用します。
探してみれば、自宅でも、ねじを使用した家具がたくさんあります。
しかし…実際「ねじ」ってどうやって作られているのでしょうか?
先日、4名のスタッフで、ねじを製造している浅井製作所さんの工場見学に行ってきました。
ねじを作る工場…皆さんイメージできますか?
今回は、浅井製作所さんの工場をご紹介させて頂きます!
工場内は、一定に刻まれる心地よい機械の音と、どこか香ばしい香りに包まれています。


香ばしい香りの正体は菜種油でした!
ねじを作る際に、機械やネジを傷めない為に使用しているそうです。
他の油ではなく、菜種油が一番良い!!との事。
そしてこちらが浅井製作所 浅井英夫社長です!
笑顔が素敵!お話しも面白いっ!!ネジの世界にどんどん引き込まれてしまいますよ!
それでは「ねじができるまで!」を見ていきましょう!
こちらは「ねじ頭」を造る「圧造機」です。

金属の線材からねじが作られます。

丸で囲った部分でねじの頭が作られます。「ダブルヘッダー」という加工方法です。

左 → 指定された長さに金属の線材をカットされた状態。
中央 → ねじの頭をプレスしてねじの頭のカタチだけができた状態。
右 → 金型で工具穴と共にねじの頭が完成しました!
…しかし、よく見るとネジのギザギザのねじ山がありません!!
それでは次の工程へ。
こちらは「ねじ山」を作る「転造機」です。

ネジ山は「もみつけ加工」によって作られます。
こちらの転造機、昭和40年代から稼働している転造機もありました。すごいですね!

この「ダイス」と呼ばれるギザギザの間をねじが回転しながら通過します。
型の凸の部分で押してねじ溝を作り、押された事で出っ張った部分がねじ山となるのです。
削られている訳ではないので、削りカスも出ていません!


左 → 実際に手で機械を動かさせて頂き、ねじ山ができる仕組みを見せて頂きました。
右 → 転造機にかける前(左)と、転造機をかけた後(右)
このようにしてねじは作られていたのですね!!
次は浅井製作所さんで作られた、ちょっと珍しいねじ等をご紹介します!

左 → マイナス頭のネジ
右 → 外せないネジ

左 → ミニネジ
右 → コマ


左 → ネックレス
右 → リング
浅井社長!オシャレなアクセサリーまで作られていたのですね!!これまたすごいっ!!
一見、ねじを使っているとは思えないようなデザインです!!
ねじを作る工程を見て、色々な形状のねじを作られたエピソードを聞いて、驚きと、楽しさと、好奇心に駆られる工場見学でした。
機会の心地良い音や動きが今でも頭から離れません。。。
浅井社長、ご多忙の中、楽しく勉強させて頂き、誠にありがとうございました!
こんにちは。
昭興電器製作所、福原です。
いよいよ照明器具の組立作業は最終段階に入ります。
同時に、製造段階で行う「工程検査」と梱包後に行う「出荷検査」も一緒にご紹介致します。
始めに「工程検査」です
試験用のランプを取りつけて検査をおこないます

検査は、絶縁、耐圧、点灯などをチェックします
工程検査では全数が対象となります
製造段階では平行して「枠」も作っていきます。
「枠」とは、照明器具の「蓋」にあたる部分のようなものです。

前回ご紹介したパッキンを貼った部品にガラスなどを納めます

外れないようにしっかり固定します
工程検査後の作業です

検査に合格した製品は「枠」をはめて完成となります

そして全ての台数が完成したところで梱包します
梱包が全て終わったら、最後に「出荷検査」を行います。
出荷検査は工程検査とは異なり、全数検査は行いません!!
規定に基づき「抜取検査」と呼ばれる、ランダムに選ばれた1台が検査対象となります。
出荷検査はとても重要検査です!
工程検査より更に細かくチェックしていきます。

一度完成した製品を取り外します

まずは図面と合わせて、枠の大きさやネジ穴の位置などをチェックします

塗装の厚さもチェック

工程検査同様、絶縁、耐圧、点灯などをチェックしていきます
その他にも、安定して点灯し続ける事ができるか?
電流や電力、力率など細かくチェックを行います。
細かく検査する事で、万全な状態に仕上げます!

合格製品はいよいよ出荷となります
ご紹介したのは日々の製造のほんの1部です。
事前準備や組立、検査など、たくさんの工程がありました。
製品によっては、もっとたくさんの作業や工程を行い、照明器具になるものもたくさんあります。
そして、昭興電器製作所で組立てられた照明器具も、私達の身近なショッピングセンターやテーマパークなどで、活躍してくれているかもしれませんね!
ふとした時に色々な場所の照明器具を何気なく見てみるのも面白いですよ!
今回で照明器具を製造する特器製造部のご紹介は以上です。
それでは次回をお楽しみに♪
こんにちは。
昭興電器製作所、福原です。
今回は照明器具の組立の流れを見て行きましょう!
パートナー会社で塗装された部品が帰ってきました!


このまま特器製造部のフロアに上がります
作業の流れを見て行きましょう!

作業台を用意して器具のベースを並べていきます
図面を見ながら枠の大きさやネジを留める穴の位置などがあっているか細かくチェックしていきます

1つの器具に必要な個数の部品を置いてから取り付けていきます(しっかり員数管理をしています!)
ネジの留め忘れや部品の付け忘れなどを防ぐ事ができるだけでなく、作業効率UPにも繋がります↑↑

電動ドライバーで部品を取り付けています
ネジがしっかり入って電動ドライバーが止まったらそのまま更に人の手のチカラで一度ネジを締める「増し締め」を行います
念には念を入れて!安全対策です!!

注意事項などのシールも全て手作業で貼り付けていきます
一定の位置に貼れるようマグネットシートなどの治具を活用しています

配線は絡まったり、たるみがでないように「結束バンド」などで束ねていきます
感電や漏電を防ぐ為の工夫です
反射板で隠れてしまう部分ですが安全面に配慮しキレイにまとめていきます

そしていよいよ器具のベースに取り付けていきます
「増し締め」や「引っ張り確認」、「マウントベース」などの固定具を駆使し全数一気に組立ていきます!
ここまできたら試験用のランプを取り付けて「工程検査」を行います。
その様子は次回「出荷検査」と一緒にご紹介しますね!
組立がスタートすると、大型照明器具や複雑な構造の器具では数日かかる事もありますが、
小型照明器具や単純な構造の器具であれば、数100台でも約1日で完成させる事が可能です。
前回ご紹介した「事前準備」や「員数管理」など、たくさんの工夫を駆使する事で、
実現しているのですね!
それでは、次回「工程検査」と「出荷検査」についてご紹介致します。
お楽しみに♪
こんにちは。
昭興電器製作所、福原です。
前回は、照明器具がどのようなものかを見て頂きました。
今回は、実際の製造現場と、作業効率をUP↑↑させる為の事前準備をご紹介致します。
まずは作業フロアを見てみましょう!

今までの製造現場とは、大分雰囲気が違いますね!
特器製造部ではフリースペースでの生産方式を採用しています。
照明器具の製造は、生産量や製品の形状が違う為、作業台を固定していません!
さらに、折り畳み式の作業台を使用する事で、必要な時に必要な作業台を配置し、移動もできるようにしています。

照明器具の製造に工具は欠かせません。整理整頓が大事!

こちらはネジを収納している棚です
種類によって色分けされています

使用する時は引き出しごと取り出し、使用後は元の棚に戻します
ネジの混入を防ぐ事もできますね!
組立に入る前に欠かせないのが「事前準備」です。
部品などをすぐ本体に取付できるように、部品を用意しておきます。
どのような作業があるか見ていきましょう!
配線準備

配線は使用する長さにカットします
先端は「線抜き」という処理がされてる状態です
銀色の線は部品に差し込む部分になります
配線の差込

部品に線を差し込む作業も行います
線が抜けないように「引っ張り確認」を行います
2kgのチカラで引っ張り、抜けないか確認します
これを2度行います
パッキン貼り

ガラスなどの部品が傷つかないようにパッキンを貼ります
引っ張りすぎるとクッション性を失う為、慎重に…こちらも手作業です
補修作業

補修前、このようなわずかな塗装のムラも「補修」します
補修をしないとサビの原因となってしまうのです

補修後、白い点がなくなりました
照明器具の組立は「流れ作業」のように進んでいきます。
その為、このような部品の「事前準備」を行う事が、作業効率をUP↑↑させてくれます。
次回はいよいよ照明器具の組立作業のご紹介になります。
どのような工夫と仕組みで照明器具ができあがるのでしょうか…
お楽しみに♪
こんにちは。
昭興電器製作所、福原です。
今回から照明器具を製造する特器製造部についてご紹介致します。
昭興電器製作所では、板金加工をメインとする金属製造部で作られた器具をパートナー会社で塗装し、
特器製造部の元で照明器具へと組立られます。
皆さんは『照明器具』と聞いて、どんなものをイメージされますか?
照明器具とは、主として電源ユニット、調光器(明るさを調節する器具)、ソケットやプラグ、
電気配線などが組み込まれ、光源を固定したり、保護したり、安全に電気を流す為の器具の事です。
わかりやすく説明すると…
ランプやランプを光らせる為に必要な部品を納める器具の事です。
(※ランプや電気部品などは調達しています)
実際に弊社で製造した照明器具がこちらです。

蛍光灯やLEDライトを取り換える際に目にした事があるでしょうか?
反射板が取付られるので、調光器や配線などは隠れてしまいます。

反射板を取り外すと、このようになっています。
安全面に配慮して、線が重ならないように束ねたり、固定するなどしています。
また、製品により仕様が変わる為、取り付けられる部品や配線なども変わりますよ!


昭興電器製作所で製造している照明器具は、小型照明器具から大型照明器具まで大きさは様々。
また、大量生産はもちろん!一点物まで幅広く対応しています。
昭興電器製作所では、皆さんが良くご存知のテーマパークや観光スポット、学校やショッピングモール、
大型施設などにも照明器具を納品しています。
皆さんの身近な所で、昭興電器製作所で製造された照明器具を目にされているかもしれませんね!
次回は「製造現場」の様子と、製造をスムーズに行う為の「事前準備」についてご紹介致します。
お楽しみに♪
こんにちは。
昭興電器製作所、福原です。
前回までは、板金工場の大きなマシーンを見て頂きました。
今回は「溶接」について見ていきましょう!
まず始めに、溶接とは?どんな作業なのでしょうか?
溶接は、2個以上の部材の一部を溶接機により熱や圧力などで接合し、1つの部材にする加工方法です。
日本では弥生時代の銅鐸にも溶接の跡が発見されています!
現在では、鉄骨や鉄筋などの建物や、機械、車など私達の日常生活に関わる多くのものに施されている加工技術です。
昭興電器製作所の板金工場では、主に2種類の溶接加工を行っています。
始めにアルゴン溶接です!!
TIG(ティグ)溶接とも呼ばれる溶接方法で、溶接する材料(母材)同士または溶加棒(溶接棒)などを溶かして、
溶融金属(熱などを加え、液体になった金属)を作り接合する溶接方法です。
こちらは火花が飛ばない溶接方法になります!

こちらは溶加材(溶接棒)などを溶かして母材と接合させているところです
溶接する際、空気が入ったり、不純物が混ざってしまうと、溶接部分がもろくなってしまうので、それを防ぐ為にタングステンと呼ばれる針先のような部分の周囲から、アルゴンガスを放出し、空気を遮断します。

こちらの道具がトーチ、まるで囲った部分がタングステン

母材同士を溶接した部分
溶接というと、火花が飛んでいるイメージがありませんか?
それは被覆アーク溶接といって、アルゴン溶接の仲間になります。
金属の棒に被覆材が巻かれていて、洗濯バサミのようなホルダーで挟み電流を流すと、被覆材がガスとなって、アルゴン溶接と同様、空気や不純物を遮断します。
建築現場や工事現場など、屋外で用いられる溶接加工です。
次はスポット溶接です!!
細かい部品や本体同士など、板材の面と面を貼り合わせる時に活躍します!
こちらは圧接といって、電流による加圧で局部的に溶融し接合する方法です。
ホチキスのように、接合したい部分を留めていきます。

こちらがスポット溶接機

先端の丸で囲った部分に部材を挟んで溶接します


丸で囲った部分がスポット溶接で接合した部分
実は「はんだ付け」も溶接の1種なのです。
熱で溶かした「はんだ」によって金属を接合する作業の事で、電子部品や電線、端子、コネクタなどの配線部品を接合し、
電気回路を形成する用途としても使われる事があります。
昭興電器製作所では、照明器具を組立てる「特器製造部」で行われている時があります。
「はんだ付け」は従来、鉛とスズの合金で行われていましたが、現在は環境保全の為、鉛フリーの金属で行われています。
溶接は、鉄などの板材を1度溶かして接合するので、短時間では接合が甘くなり、長時間では金属が溶けてします。
その感覚も全て技術と経験によるものですし、細かい部材もあるので繊細な作業でもあります。
板金工場では、図面を展開し、1枚の真っ新な金属の板材から使用する部品を切り出す事から始まり、
板材を曲げたり、ネジ穴を作ったり、溶接で部品を接合する事により、照明器具としての土台が完成します。


今回で板金工場の工場見学は以上です。
機械と職人さんの見た目はダイナミックなものが多いですが、作業内容は緻密です。
板金工場では、確かな技術を持ったスタッフさんが大活躍!!していますよ!
出来上がった器具は、協力会社さんのもとで塗装され、昭興電器製作所に戻ってきます。
そして、戻ってきた器具は次回から紹介する、特器製造部により、その他の部品と合わせて組立てられ、「照明器具」となっていきます。
それでは次回をお楽しみに♪
こんにちは。
昭興電器製作所、福原です。
早いもので今年もあと1ヶ月を切りました!
急に寒くなってきましたね。
皆様、体調を崩されないよう、ご自愛下さい。
さて、前回は主力マシーン2機をご紹介しました。
今回も引き続き、主力マシーン4機をご紹介していきますよ!
まずは「 シャーリング 」!!

ハサミと同じ原理で、上下2枚の刃の間に板材を挟むと、
指定した長さに合わせて直線状にカットしてくれます!
次は「 コーナーシャー 」!!

板材のコーナー(角)の部分を、L字型や斜めにカットしたり、
切り欠きを作る事ができます。

加工前、点線の部分をコーナーシャーで加工すると…

このようにキレイ✨にカットできます!

丸く囲ってある部分が、切り欠きと呼ばれるところです!
次は「 ボール盤 」!!
こちらは簡単に言うと、穴を開ける機械です。
円盤状のテーブルに板材をのせ、主軸に取り付けたドリルなどの切削工具で穴を開けます。
タップ(ビスを締める穴)立て加工、穴開け加工、穴広げ加工、
リーマ(穴などを高精度に仕上げる穴)加工などができます。
そして最後に…「 パンチプレス 」!!

様々な金型を使用し、丸や四角、楕円などの穴を開ける事ができます。
前回ご紹介した、レーザーパンチ複合機は平板しか穴開け加工ができないのですが、
このパンチプレスでは、L字型やコの字型に曲がった状態の板でも、加工できるものがあります。

実はこのパンチプレス、40年以上前のモデルです!
車で例えると、70年代人気のあった、トヨタのセリカ1600GTなどの名車を、
繰り返しメンテナンスし、今現在も従来通り走っているのと同じなのです!
すごいっ!!と思われませんか!?
私はこの話しを聞いた時、感動を覚えました。
もはやベテラン選手!
現役の金メダリスト✨です!!
板金スタッフの方々や、昭興電器製作所でとても大事に大切にされ、
今日も頑張っています!
主力マシーン6機のご紹介は以上です。
どの機械も、昭興電器製作所で長年、大活躍してくれている機械です。
レーザーパンチ複合機が一番若手選手ですね!
そして板金スタッフの方々の技術が加わり、精密で精工な加工ができるのです。
しかし、板金加工はこれだけではありません!!
次回は溶接!についてご紹介致します。
お楽しみに♪
こんにちは。
昭興電器製作所、福原です。
今回は板金加工をメインとする、金属製造部をご案内致しますね!
…板金加工ってどんなことをするの??
板金加工とは、鉄やアルミ、ステンレスなどの金属の板材を、「切る!」「曲げる!」
「穴を開ける!」「くっつける!」といった加工を行います!
少し見にくいかもしれませんが、材質と加工後の形状がこちらです。
こちらが鉄!

ネジ穴が開いていて、四角い箱型になっています。
こちらはステンレス!

四角い穴や丸い穴が加工されています。
こちらがアルミ!

丸や四角い穴だけでなく、楕円のあなも開ける事ができちゃいます!
それでは、始めにトップ選手!レーザーパンチ複合機!!

2005年4月に導入しました!
1枚の金属の板材をカットしたり、穴を開ける事ができます!
タップ(ビスを留める穴)を切る事ができる、万能選手です!

1枚の板材を加工すると…

プラモデルの部品と、部品を取った後の状態みたいですね!
次は油圧ベンダー!!
レーザーパンチ複合機などで加工した板を、色々な角度に曲げる事ができます!

曲げる角度や板厚などに合わせて使う型が違うので、型もいっぱいあります!

今回は2機の主力マシーンをご紹介致しました!
皆さんは見た事ありましたか?
私は初めて見る機械ばかりで、ビックリしたのを覚えています。
次回は残り4機のマシーンをご紹介致しますね!
お楽しみに♪
こんにちは。
昭興電器製作所、福原です。
いよいよ最終工程、検査です。
この検査でOKが出ないと出荷できません。一体どのような検査をするのでしょうか…
検査は全部で2回!行われます。

1回目は前回ご紹介しました、内器が完成した時点で1度、導通しているかどうかを確認する、導通検査のみを行います。
2回目がいよいよ出荷検査!検査員が1台1台、出荷に当たり更に細かく検査していきます。

まずは図面をみながらスケールを使用し、キャビネットの大きさや使用してる部材があっているかどうか確認していきます。

次は実際に電気を流して、スイッチのオン・オフが正常に作動するかチェックしていきます。

更にドライヤーをオンにしたままの状態で、スイッチを作動していきます。
ドライヤーが正常に作動したらOK!
検査は簡単な項目であれば約5~10分、検査項目が多くなると30分前後かかる事もあります!

検査が通った電設盤はしっかり梱包され、いよいよ出荷となります!
以上で電設盤の工場見学は終了になります。
工場というと…たくさんの機会が並んでいて、機械が組立てているようなイメージがありませんでしたか?
私は最初そう思っていたので、1人のスタッフが全て手作業で製造する事を知った時と、実際の現場研修をさせて頂いた時に、
その大変さ、完成した時の配線や配列などのキレイ✨さにとても驚きました。
この電設盤は、コンビニや飲食店、ショッピングモールなど、私達の生活の中の身近な所で大活躍しています。
今日行く、明日行く、週末出かけるどこかに、私達、昭興電器製作所で製造された電設盤が活躍しているかもしれません。
次回の工場見学は、「板金工場」をご案内致します。
お楽しみに♪